2013年10月27日日曜日

PS4の販売予想(2) PS3との競合(3) PS3は早すぎたハード

先のエントリー「PS4の販売予想(2) PS3との競合(2) なぜPS3は高額になってしまったのか」の続きです。

世界的には2013年年末と、日本では2014年2月22日となったPS4の販売。これがどんなスタートとなるかを予想していくためにPS3とはどんなハードだったのかを振り返ることで読み取って行きたいと思っています。

Blu-ray(ブルーレイ)ドライブを搭載とPS、PS2との互換も実現しハイビジョンでのゲームを可能とした高性能ハード。その代償が49,800円(20G)と59,800円(60G)という価格でした。

PS2の価格は39,800円。そのライバル気、セガサターンは44,800円でしたから、49,800円という価格は実はそんなに突拍子も無い価格ではなかったように思います。
※セガサターンは49,800円が本来の価格で、販売当初は5,000円引きで販売したつもり。(wikiより)

同時に発売した60Gのモデルが6万という価格だったのが失敗だっと思います。
PS3って6万もするの!というイメージがついてしまったと思うので。。

さておき。

2006年11月11日に発売されてから、約一年後の2007年の11月にPS2の互換機能を切り捨てた新型は発売されます。その価格は39,980円。

1年後に39,800円はPS2の発売価格と同じになったことになります。

PS2の互換がなくなったPS3は39,800円


発売から1年での価格改定。それもPS2互換を切り捨てての値下げでした。
PS2の互換を実現していた初期型のPS3は、ソフトウェアでのエミュレーションではなくハード的にPS2そのものを搭載した無理のある設計だったようで、これをなくすことがコストカットに大きく起因していたことは間違いないでしょう。

通常はゲームハードは発売後製造コストは徐々に下がっていくもので、使われている部品。特にメインMPUなどのチップ大量生産や技術進歩による低コスト化などが起因していますが、PS3の発売から1年後の1万円の値下げはそのようなものというよりは、PS2互換という機能を省いた強引なものでした。

もともと無理のあったPS2互換を取り払うことで、やっと適正な価格となったPS3という見方もできると思います。

PS3はPS2との互換をとるために、PS2自体を内包するような複雑怪奇なハードとなってしまったのでしょうか。。

これには、ソニーの大きな野望が存在していたようです。

つづく

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