PS4の販売台数予測をする上で欠かせない現行モデルのPS3。2006年の発売から7年が経つPS3は発売当初は49,800円(20G)と59,800円(60G)という2モデルという、非常に高価なハードでした。
同じ時期に発売されたライバル任天堂のWiiが25,000円で、PS3と比べると半額。同時期に発売された新型ハードにもかかわらず、これほど価格差があったのは珍しいことかもしれません。
とはいえ任天堂は、スーパーファミコン以来、NINTENDO64もゲームキューブも25,000円という価格設定なので、別に変わったことではないのですが、Wiiに比べていかに高性能だとしてもPS3の価格設定は戦略的には問題だったように思います。
初期型のPS3はPS2互換 |
なぜPS3は高額なハードとなってしまったのか
PS3の開発と販売の計画が進み、求めるハード性能や仕様から製造コストがどうしても高くなってしまったのでしょう。
PS2成功の原動力になったDVDプレイヤーとしての機能。そして既存のプレイステーションとの互換でした。その成功体験を踏襲し、PS3ではDVDの次世代規格Blu-ray(ブルーレイ)ドライブを搭載。そしてPS、PS2との互換も実現しています。
完璧ですね。
しかしこれは求めすぎた。
PS3のwikiによれば59,800円の60Gモデルの製造コストは外部の証券会社の試算によれば発売当初85,000円となっており、1台あたり25,000円の赤字という状況でした。
ゲームファンの多くは、PS3の価格に驚き尻込みしたはずですが、ソニーとしても限界まで小売価格を抑えた結果なのでしょう。
すばらしい性能を持ったハードが誕生したのは事実でしょうが、少々オーバースペックだったようにも思います。
ハイビジョンでのゲームや映画再生(Blu-ray)可能なPS3。当然そのグラフィックを堪能するためにはハイビジョン対応のTVが必要ですだったのです。
2011年の7月の地上波アナログ放送が終了を前にTVの特需がくるのは2006年のPS3発売から数年後のことになります。
つづく
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