ネットの中でも個性的な2ch。中でも異彩を放つのが「ゲーム業界、ハードウェア板」。いわゆる「ゲハ」と呼ばれるカテゴリがあります。
このカテゴリ(ゲハ)の中では新作ゲームやハードの情報。発売前や直後のレビューなどの膨大なコメントで埋め尽くされ、ハード各社に属するファンがそれぞれが敵対しあっているかのようにお互いをののしりあう戦いの場。
その昔、ファミコン、スーパーファミコンと任天堂独断状態であったゲームハードの時代からソニーの参入などもあり、1990年代に次世代機戦争なるものが発生しました。
スーパーファミコンの次に覇権を握るハードメーカーはどこなのか?
ソニーのプレイステーション、セガのセガサターンの戦いはちょっと大げさですが壮絶なものでした。
王者任天堂次世代ハードNINTENDO64が遅れて登場。家電の大手NECのPC-FXや、パナソニックの3DOの乱入。まさに群雄割拠。
私の周りでも、プレステ派とサターン派でちょっとした派閥が生まれたほど(笑)。
下地はその数年前に出来ていたのです。
元々セガは任天堂に並ぶ世界的なゲームハードメーカーでした。
しかし、国内ではファミコン-スーファミという任天堂の独壇場であった1980年代。セガのハードは「これファミコンじゃないよお母さん」状態。
大人たちは家庭用ゲーム機のこと「ファミコン」と呼んでいた時代。
任天堂の牙城を揺るがすべく、NECが高い技術力を持って投入したのPCエンジン。しかし任天堂王国を脅かすことはありませんでした。
この時代、任天堂以外のハードしか持っていなかった子供たちは特有の劣等感と相反し、プライドのようなものが心の中に芽生えてきます。
今に見ていろ。任天堂をやっつける!
両方買えばいいじゃん。
いいえ。違うのです。
それから数年後、3Dポリゴンゲームの幕開けとともに、王者任天堂に一瞬の隙が生まれます。
当時プレステが39,800円。サターンが44,800円という高額なハード。しかしながらそんな金額では語れないプライドを掛けた戦いが次世代ゲーム戦争の火蓋を切って落とすことになります。
全ては覇権を取るために。
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